知らない方のためにs
今回のKeyコンピで僕の携わった曲について、記録の意味も込めて書き記す。
制作中に書いたものもあるので文面がキレッキレな箇所もあるが、そこはそういうものだと思って欲しい。あと長い。気が向いたら読んでくれ。
以下にはいわゆるネタバレがある。
も~~~~しまだ聴いてなくて楽しみにしてる人がいたら、聴きながらのほうが楽しいと思う。
tr01.生まれ落ちる世界
一曲目にふさわしくあるよう、静かなイントロを活かし、発展させていこうと目論んだ。
鈴と理樹が虚構世界の中で目を覚まし
二人で力を合わせたりそれぞれ頑張ったりする...そんなところを考えながら
彼らの記憶をリフレインするようなイメージで作った。
アレンジとしては手持ちの楽器でなるべく再現することがテーマだった。
打ち込みの技術が高いわけではない自分が唯一持たせられる独自性は
生ギター・ベースだからだ。
ギター・ベースは全てアンシミュを通している。最近はほぼシミュしか使ってない。やっぱり便利なんだよなぁ...。
中央で鳴るギターはわずかにトレモロを使用しシュワシュワとしたノイズをもたせた(音をでかくするとわかる)。
右側で途中から入るギターはSmallClone(コーラス・モジュレーション)を使用し、
ちょっとだけギターぽくない感じを出そうとした(結果シタール感がちょっと出た)
途中から来るジュワジュワギターはまぁいつもの通り
サウンドが飽和しすぎないようファズのゲインやリバーブを調整するのに手間取った
ベースは原曲のエレピを再現しようとした
一本では弾ききれないしタッピングはろくに出来ないので
ツインベースでやるという解決を提示した。
結果ちょっとTortoise感が出て好き、でもなんか根暗になった。
ピアノも自分で弾いた。
アップライトピアノの使えるスタジオを探し、蓋を開けてマイクを突っ込んで録音した。
これは聲の形サントラもとい、牛尾憲輔の影響である
アップライトピアノの持つノイズ(ハンマーのガコッという音など)も録ろうとした。
聲の形は素晴らしい作品だ。皆も漫画ならびに劇場版を見るように。
といってもマイクを狭いピアノ内部に突っ込むのは容易ではない
備え付けのボーカル用のマイクスタンドでは高さがタリマセーン!なので
せいぜい蓋スレスレの位置が限界だった。
レンタルものなので無理してぶつけるわけにもいかなかった。
(マイクがピアノにぶつからないように)見ていてね、マスター...。
まぁそれなりの距離感で録れたのではないか
ただ、そのままだと原曲のもつローファイ感が全然出ないので、おもっくそEQでこんもりさせた。
そしてディレイの発振からリグレットへ
──世界の終わりがそこまで来ている。
tr02.Regret, Regret, Regret.
生まれ落ちた世界の崩壊。
そして迎える現実の世界。
これは極めて個人的な思い込みの入ったアレンジだ。
もう記憶はかなり曖昧だけど、リグレットが流れているとき
本編プレイ中の辛い感情を覚えたことを記憶しているし、
聞き返すとそれが蘇ってくる気がする。
後悔しかないし、失敗しかない
それでも進まなければならないし、周りは容赦なく進んでいく
結局私は生きていくしかないのだ──。みたいな感じ。
楽器やアレンジの構成はもうシンプルにシンプルを極めている
こんな感じテンポのストレートなアレンジは久しくやってなかった気がして
すんなりと楽しく作れたと思う
右のギターは気がついたらなんとなく俺は夏だったって感じ。
ベースはずっと底を這ってていさぎよい。
原曲の途中リズムが乱れる箇所をなんとなくドラムソロっぽく再現してみたが、
まぁまぁ割といい感じのところを狙えたのではなかろうか。
g+さんとやった絵空事のアレンジにちょっと似てる
自分なりにあの経験を消化したということなんだろうか
tr03.We Are Little Busters!
生まれ~リグレット~と来て、ひとまずここで区切りって感じの流れを作りたかった。
エピローグ感を出せたような出せてないような。
鈴と理樹を応援するように新旧リトバスメンバーが集った、って感じのイメージ
もともとハウスっぽい?感じの曲調だったのを一気にテンポを落として、
生楽器中心の編成に変更した。
なんか俺がわりとよくやるやつの一つ
あとタイトルにLittle Busters!って入れてるのもあり、
リトバスOPのサビメロの最初をリフレインするように入れてみた。
あの曲のサビはすごく変な拍子なので合うのか微妙...とも思ったが
ポリリズム的な仕上がりになり、アレンジに少し面白みが出たのではないか。
これ作る前にグレイテストショーマンを観て、アレの冒頭みたいな感じがほしかったので
全員で手拍子したりするような一体感のあるアレンジにしてみた
ドラム周りがやたらリバーブたっぷりなのもそれのせい
グレイテストショーマン、劇中歌がひとつひとつクオリティが高すぎて最高です。
とくにサークラ歌姫(失礼)の曲は泣いた。
構成にも少し設定を入れており、
楽器ひとつひとつを登場人物に見立ててアレンジした。
これはちょっと後付感あるけど、可能な限り各登場人物のテーマ曲で使われてる楽器を持ってこさせてる。
誰が何を演奏しているのか、考えながら聴いてみるのもまたいいかもしれない。
tr11.Song For Friends
あまりこの曲に関しては語るべき言葉を持たない
基本的に原曲通りだ
個人的にリトバスの歌ものをアレンジするならこれだと思ってた。
リトバスのテーマのひとつでもある「友達」の曲っていうのもあり、印象に残っていた。
しかし、もうちょっとこれをアレンジするべきだという理由が確立していなかった感があり、ここは強く反省すべき点である。
クリーンツインギターの絡みとアンビ感ありありのドラムを出したかったが
俺の腕前と音源ドラム、くそミックス技術ではちょっと厳しかった...。
若干蛇足気味ではあるけども、アコギを足すことで若干空気感を得ることが出来た
アコギってエレキに出せないジャカジャカ感が出せてとっても便利ですね
リハスタとかでなら思いっきり弾けるので気持ちもよい。
ただアレ弦を張り替えるときに思ったけど、アコギはなるべくぶっとい弦のほうがいいなと思った
ストローク感を出すならもちろん、単純にミックスで混ぜた時の存在感がだいぶ違う
あと単純に弾き心地がいい。弾きにくくはなるけど
あとこれ、自分でボーカルを取ろうと色々がんばったんですけど
あまりにも下手過ぎるし一瞬でヘロヘロになるので絶望しながらミクにお願いしました。
誰か喉交換してほしい
やっぱりミクなりボカロにお願いするには、もっとエレクトロ感のあるサウンドじゃないと合わないなぁ…と思った。
ロックにするにしても、もっと速くて、16ビートでチキチキみたいな...
tr12.朝影(All My Regrets Are Melted)
ラストトラック。
Keyヒロインである彼女たちのもつ悔恨と、僕自身の願いをすべて融解させようとした。
四季シリーズの最後であり、テーマは「春」ってことで、寒い冬(ヒロインたちの受難)からの暖かい春(解放、解決)を意識した。その様相は雪解けのように。
合作です。g+さんには右ギターとドラムをやってもらった。
楽器の担当構成は1作目とほぼ同様に、構成やソロのつなぎ方は3作目っぽく、違う曲からフレーズを持ってくる手法は2作目ってところか...って感じで総ざらいをしてみたかった。
楽器の担当構成は1作目とほぼ同様に、構成やソロのつなぎ方は3作目っぽく、違う曲からフレーズを持ってくる手法は2作目ってところか...って感じで総ざらいをしてみたかった。
やっぱりギターで弾く人によって全然フレーズ違ってくるので面白いよね。
僕とg+さんで使用するシミュが違うのでうまくマッチするかなと思ってたんですが、
キャビをソフト付属ではなくIRを使用することで統一感と音質も向上できたのでかなりよかった。今までで一番まともな音作りが出来たような気がする。
キャビをソフト付属ではなくIRを使用することで統一感と音質も向上できたのでかなりよかった。今までで一番まともな音作りが出来たような気がする。
この曲の構想は3作目作った時に思いついていて、これをエンディング曲にしようと思ってた。
当初考えていたよりは大分暑くなったけど、ほぼほぼイメージ通りにできたのかなと思っている
g+さんには自身も大変な中色々やってもらって助かりました。ありがとうございました。
~おわりに~
長かった。だがこれでやっとM3が終わった感がある。
次は受かれば夏コミです。
~おわりに~
長かった。だがこれでやっとM3が終わった感がある。
次は受かれば夏コミです。